can't take my eyes off you

生まれ変わってもこのライトの下へ

君が望んでる明日へ

踊る林くんが放つかっこよさで日生の天井割れるんじゃないかと冗談でなく思ったのは私的初日のこと。

大きな声で言うことではないけど、ここがANOTHERであるとか林くんの立ち位置がどうとか、あっという間にどうでも良くなってしまったのが正直なところ。林くんがかっこよかったから。(林くんのせいにしてごめんなさい><)踊る林くんは供給過多ってくらい見られたし、演技をする林くんの色々な表情、美しく響く声、色んな後輩と楽しそうに目を合わせて笑っている姿、林くんのソロ、ぜいまど4人だけのステージ、たくさん収穫があって本当に行って良かった。細かな感想はツイッターに落したので割愛。

 

これから先もきっと忘れられない、入口に本日収録の貼紙があった日のこと。

林くんのソロパートから始まるイエスノー、歌い出す直前に一瞬見せた、緊張をぐっと飲み込むような林くんの表情。普段はきっと舞台裏に置いてくるような、見せないようにしてるだろう緊張の表情をふと見せた林くんに、心がぎゅうっとなって。次の瞬間にはもう歌い出していた。言ってしまえば収録が入っているだけのこと、彼らがそんなことの前に足を止めるわけはないと分かっていても、ステージにいる人の、あれほど気持ちが手に取るように分かる表情を見たのは初めてで。緊張と気合いの入り混じった林くんの顔を見た途端に泣きそうになって、無事に歌い切れますようにって、思わず強く祈った。

突然やってくるいちばんの見せ場で、あそこに立っていた人にしか分からない空気を肌で感じ無事にやり遂げた4人は、きっとまたぐっと男前になる。(ので事務所さん次は個人写真20枚ずつでよろしくお願いします。)

ソロパートを終え、次の江田ちゃんが歌う横で少しうつむきがちに口元をにこっとさせて踊っていた林くん。歌い出す前の表情を見ていたから余計、安堵の表情にも見えたし、ソロのバトンを繋いでいく三人のパフォーマンスを信頼している表情にも見えた。前髪で目が隠れ、にこってしてる口元しか見えてなかったけどすごく良い笑顔だった。

 

 PZでは笑顔でパフォーマンスする林くんを多く見ていたので、心風で品のある薄い唇をきゅっと閉じてさらりと踊る林くんは新鮮でかっこよかったし、質の高いパフォーマンスをしながらそのまますっとはけていく彼らもまたかっこ良かった。後輩が主役の舞台を脇から固め全体の質をぐっと底上げする彼らから、選ばれてここにいるということが伝わってきて、PZとはまた違うかっこ良さがあった。

 

去年は役名が無くて、今年は役名が貰えて嬉しかったと、楽の挨拶で林くんが言っていたそう。劇中では一度も披露されることの無かった役名。それでも千秋楽最後の挨拶、自分の言葉で話せる唯一の場でその話をした林くん。PZのパンフでもLYOに選ばれて嬉しかったと言葉にしてくれた。毎日同じ演目を繰り返す長丁場の舞台、毎年立っている舞台で、前に進んでいる実感を得るのはきっとそう簡単ではないのに、自ら掴んだチャンスをひとつひとつ大事に手のひらに乗せて、自分で進んだ一歩を嬉しいって言う林くんだから。次から次へと後輩が入ってきて、ひとりまたひとりと仲間が去っている状況だと、一日でも長くステージにいる姿が見られれば良いという気持ちが強くなってしまうけど、林くんにならもっと望んでも良いのかなって。何かを望んだ分だけ望んでいない道ができてしまうのが怖かったけど、彼にそんな野暮な不安を抱く必要はきっとなくて。着実に歩を進め、自らの一歩を嬉しいと言う林くんに、望むことは怖くないと言われている気がした。かけられた期待に潰されるような人ではないと、林くんの次の一歩を楽しみにしたいと思えた。もっと上に行ける。
 
ANOTHERお疲れさまでした。林くんかっこいいって宇宙に向かって叫びたいくらい林くんかっこよかったです。