can't take my eyes off you

生まれ変わってもこのライトの下へ

君の名は

They武道、単独クリエに行ってきた。夢のようで夢じゃない。

さあ、林くんのかっこよさが深刻です。

 

初単独公演、この場所がひとまず到達の場、おめでとうありがとう、そんな空気になるのかな~って思って入ったら。オープニングで幕が開いた瞬間の3人の姿が、そうじゃないよって言ってた。彼らはもっとずっと先を見据えていた。

ツアーやりたいね~って、今回ツアーのことも考えながら構成をしたって林くん、想像もしてなかった単語にこっちがびっくりしてるんだけど、本人たちは気負いすることなく自然とそんな話をするのです。クリエもできたしじゃあ次はツアーだね?なんて言い出した空気ではどうもなさそう。視線を高く先へ、いつもそうしてきた、そういう空気。林くんは涼しげに、虎視眈々と自分の欲しいものを狙っている、そんな人に私には見えた。スポットライトに照らされた林くんの一ミリの隙もないかっこよさに息するの忘れた。 Be a manの登場が、ッのぅあーーーーー!(何も伝わらない。)何が起きたのか分からずぽかんとした。決意した男のかっこよさは異常だ。

攻めてる。公演を見ていちばん強烈に感じたことだ。P・A・R・A・D・O・Xで幕が開くとはいかほどか?!どれほどかっこいいか?!この印籠が目に入らぬか?!じゃなくて、獲りに来てる..今からこの人たち容赦なく攻める気だ、宣戦布告の一曲目。それにだ、普段可愛いと言われることの多い3人がOPに持ってきたのが金を基調にした強めの衣装、そんなの着てるとこ見たことないのに、イメージを一気にくつがえして自分たちの世界に引っ張りこむかの様に、したたかなかっこよさを身にまとっていた。

初めての単独公演を前にいやに冷静で、それでいて攻めていた。地に足を着けながらも遠慮を知らない進撃。そのバランス感覚に打ちのめされた。林くんが今回のクリエを通過点と言っていたように、まだこの先に行きたい場所があると思わせる冷静さと熱があった。3人がすごいのは、描いたものを形にする実力と才能を持っていること。構成の中枢を担っていたのが林くんということで、いよいよかっこよさが深刻化。先輩のコンサートのバックや舞台につくことで培ってきたバランス感覚が冴え渡る構成。やりたいことたくさんあるだろうに、全体を俯瞰して引き算することを厭わない、経験の内に研ぎ澄まされたその肌感覚が本当に素晴らしい。当初亮太くんは3人だけで作りたかったみたいだけど、公演をより良いものにする為にMADEに出演をお願いしたと言う林くん。パフォーマンスから彼らの思いが伝わってきたから、これがいちばん良かったって、彼らが私に思わせた。MADEも入れて作り上げられた空間、Theyの単独公演を盛り上げてくれたMADE、TheyとMADEの間に流れる空気、全てが良かった。

全然重くなかった。ようやくここまで来たんだよ、みたいな空気がない。そんなわけないのに。それでもゆるーく笑って、考え尽くされた公演を見せてくれて、もうそれでいいじゃんって思った。林くんの手紙に「今まで本当に色々なことがありました。楽しかった事や嬉しかった事、もちろん悔しかった事や辛かった事もたくさんありました。」ってあったけど、今ここに3人で立っている、それ以上もういいよね。直筆の手紙、いびつな文字で、A4のコピー用紙に。あんなにおしゃれな公演を作れるのに、飾らない手紙、まっすぐな気持ち。どうやら毎日地味に修正を加えていたみたい。優しくて、どこまでも軽やかな3人の雰囲気が会場に充満してた。

ありがとうと出発のクリエ。今を繋ぐ、先を見るという大きなお土産までくれた。私は置かれている状況を言い訳にして何かを願うことを恥ずかしく思っていたけど、彼らは誰に遠慮することもなく自分たちの思いを言葉にしていた。前向きで強くてしなやかな3人。私たちももっと願っていい。彼らは願いを形にできる人たちです。

山本亮太、林翔太、江田剛、彼らの名はThey武道。軽やかに翔んでいけ!